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2008年1月
絶対に外さない『 耳鳴り 』 のポイント

整体

斎藤治療院(東京都) / 斎藤 匡寿 先生
先生の行なっている施療法:トリート整体
ー耳鳴りと顎関節との関係ー
 顎関節症を治療している時、度々耳鳴りの症状が止む時があります。そこで耳と顎関節の関係を発生学的な見解から見ると、耳の中にある音を伝える3つの骨は”あご”の骨から分化されたものとして研究報告されています。また大きな音を調整する鼓室中にあるアブミ骨筋は、口を開ける時に使われる顎二腹筋の後腹から分化されたものとして解剖学では説明されています。大きな音を調整するアブミ骨筋が異常な状態に置かれた時“耳鳴り”の症状が出てくるのではないか?というアプローチの元に耳鳴りの治療を進めてゆきます。

ー顎関節と全身のバランスー
 顎関節を調整する時に大切な事は全身のバランスを調整してから噛み合わせを正さなくてはいけない、という点です。現代人はパソコン作業等により、正しい立位・座位・寝位ができなくなっています。その結果頭の位置がずれてしまい、顎関節を調整する事が大変難しくなっているのです。頭・首・肩の正しい位置を獲得するにも、大腰筋・大殿筋・広背筋・外内旋筋群などの背中・腰・股関節の調整が必要になります。

ー即効性ー
 耳鳴りは通常1〜3回の施術で効果を出します。100%は難しいのですが、必ず音は減衰します。もし3回以上施術をして何の変化もなかった場合は別の理由が考えられます。朝昼晩常に一定の音、姿勢や仕事での緊張度合とも関係がない場合は難しいかもしれません。しかし耳鳴りの患者さんと接して6年間位になりますが、顎関節を調整して効果を出せなかった方は2〜3人位です。是非皆さんも耳鳴りと顎関節の関係を調べてみて下さい。

整体治療こうせつ(大阪府) / 山下 剛 先生
先生の行なっている施療法:マトリックス反射点療法
耳鳴りは大まかに、医学的に治療できる病変によるものと、「病気」とまではいかない感覚的症状によるものとにわかれると思われます。

感覚的症状とは、その人それぞれの主観に左右されやすい、固定的ではなく、形のない変動的な症状です。

これは、耳鳴りだけでなく肩こりや腰痛、頭痛などにも当てはまってくるものです。私共は、この感覚的症状を主に取り扱う分野だと理解しています。

感覚的症状は、精神的ストレスや肉体的ストレスなど様々な陰の習慣が体に緊張を起こさせ、耳鳴りなどの不快症状につながっています。

また、慢性化する背景の一つに、これまでに蓄積された症状の経験が脳裏に刷り込まれ、意識・無意識に限らず一種の「記憶」として、症状がパターン化され根付いてしまっている場合も多いようです。パブロフの犬のように。

ですので、人それぞれに発症のキッカケは違っても、元をたどれば様々な原因が普遍的ににつながっていたりします。

耳の問題の場合、特に「このまま聞こえなくなるのではないか?」とか「もっと悪くなったらどうしよう」といった不安感などが、非常に大きな足かせとなっていたりします。

整体から見た肉体的な異常(筋拘縮や身体バランスの問題)による原因の場合、ポイントを見定めアプローチすることで、その都度耳鳴りが大きく感じたり小さく感じたりと変化を見ながら調整することが出来ます。ただし、そのポイントというのは、絶対的に「これ」というものは無く、患者それぞれに原因箇所が違っていたりするようです。

また、慢性化した症状の多くの場合、先に述べた個人の主観、症状に対する偏見(思い込み)、精神的、性格的な壁が治る症状も治りにくくしてしまっていることがあります。

その場合は、患者本人の意識改革を目的とした「教育的治療」も視野に、術者がしっかりとカウンセリングしていくことが重要になってきます。

風天堂(兵庫県) / 山本浩士 先生
先生の行なっている施療法:経絡療法、野口整体、レイキ、外気功療法
東洋医学で人体を見ると、耳は「腎」に属しています。

腎臓の「腎」ですが、それのみではなく、働きとしての「腎」であり、
西洋医学のそれとはかなり解釈が違いますので、今回はそれは省きましょう。

人体には「氣」が流れており、その流れる道を「経絡(経脈、絡脈、その他の脈)」と言います。
その流れが悪くなると、人体に何らかの変調が起きます。

つまり、その流れを改善させる・・・つまり氣の滞りを取り去れば、自ずと治癒に向かう・・・と言う理論になります。


さて、今月のポイントである「耳鳴り」ですが、
「腎」のエネルギー不足による「耳鳴り」「難聴」「突発性難聴」などがあります。

また、少陽経と言う経脈が熱を持てば「外耳炎」「中耳炎」などになります。

それらを「脈」「舌」「皮膚」などで判断し、経穴(ツボ)を指や金属の棒で刺激し、
自己回復力を高めます。


耳そのものを触る前に、必ず遠位部から操作を行います。
足首、手首の重要なツボの刺激を行い、腰にあるツボを刺激。
その段階で、治まれば施術は終わりますが、効果が弱ければ耳の周りにあるツボを刺激します。

これが風天堂での施術方法になります。


折角ですので、自宅で出来る方法も明記しておきます。

まず「足首」をよく回します。
特に足首の内側は、腎の経絡が走行しているため、よく回して血流をよくしましょう。

また、足の内側にある「くるぶし」の一番高い部分と、アキレス腱の間にある窪み。
ここにツボがあるので、この辺を「指の腹」でゴシゴシと摩擦してみましょう。

赤味が出てくればOKです。

次に、耳をよく揉みます。
上から下に、下から上に軽く何度も揉みます。
上や後ろに軽く引っ張るのもOKです。

これにより、耳の周りの筋肉をほぐし血流をよくします。


最後に「健耳功」という気功法を書いておきます。

両方の掌で、耳を軽く「トントン」と叩きます。
それと同時に、歯を「カチカチ」と噛み合わせます。

大体100回くらいでしょうか。
難聴や耳鳴りに効果があります。

一度試してみて下さい。

整体研究所・悠法庵(埼玉県) / 新井 白堂 先生
先生の行なっている施療法:悠法整体
耳鳴りは総じて言うと、内・外代謝不全によって、蝸牛管の二重のリンパ組織がその粘度を増していくことに由来します。これは遺伝性または生活習慣が起因となって引き起こされます。遺伝性は主に甲状腺機能のサイロキシン分泌不全によりますが、生活習慣は、日常の姿勢と食生活が主な原因となります。今回は生活習慣に限って説明します。

耳鳴りはセミ声のような低音から遠くで何かを叩いた様な中音、戦闘機が上空を飛ぶような高音と、大きく三段階に分かれますが、高音ほど症状は深刻になっています。
施術ポイントは(ツボで言うと短絡的ですので)、胸椎3〜5の両脇、肩甲挙筋の起始・停止部、大小菱形筋の起始・停止部、棘上筋の軟化。頸板状筋をはじめとした後頸筋群、胸鎖乳突筋の起始・停止部などの軟化に加えて胸椎7、9、腰椎3の両脇の軟化、そしてこれらの可動域の大きさは特に重要です。

ポイントが多すぎると思われがちですが、決してそうではありません。耳鳴りといっても体内で起きていることは複雑なのです。東洋医学で言う「陰虚」であり、特に「腎陰虚」という状態ですので、影響は多方面に及び、多角的な取り組みが必要です。活性酸素の過多という別角度から見れば、食品添加物や化学調味料を多く含んだ食品や動物性脂肪の摂り過ぎなど食生活にも注意が必要です。

結論として、腎系、肺系の働きを活性化させることで代謝を正常にし、さらに関係部位の可動域を大きくすることが耳鳴りを起こしている原因を取り除くことになります。

ヒーリングステーションいやし堂(長野県) / 阿部 一男 先生
先生の行なっている施療法:心身整体療術、気功、カウンセリング、チャネリング
耳鳴りは様々な疾患のサインともいえます。病院に行き、病気や機能低下によるものでなければ、身体的な問題であると考えられます。心配があれば、一度、耳鼻咽喉科等に受診されることをオススメします。

耳鳴りは身体的に見るならば、頚椎の歪みが考えられます。前回の「偏頭痛のpoint」と同様に頚椎の歪みによって、偏頭痛と同時に耳鳴りも症状として出てくる場合があります。偏頭痛の軽減方法と同様に、乾いたタオルをねじり(ねじり鉢巻のように硬く絞る)、頚椎にタオルを回し、両手でタオルの端を持ち、左右の手を前後に引っ張ることにより、耳鳴りは軽減します。

また、耳鳴りだけに限りませんが、身体に症状が出るということは、その症状が自分に気づきを促してくれているということです。何に気づくかは、ご自身の意識のポジションによりますが、耳鳴りで言うならば、例えば、人の話を聴かない、自分にとって嫌な話があり、その話を受け入れられない等、様々に気づきがもたらされているのです。耳鳴りで悩んでいる皆さん、心当たりはありませんか?気づくことにより、その症状は回復改善するのです。

健友館はかた整体院(福岡県) / 院長 先生
先生の行なっている施療法:健友館整体術
耳鼻疾患によって起こる耳鳴りは耳鼻科での治療が最善だと思いますが、耳鳴りの原因はまだはっきりと解明されておらず、耳鼻疾患以外でも起こることがあります。

耳に異常がない耳鳴りの場合は整体術で改善できる可能性があります。
多くの場合、僧帽筋、胸鎖乳突筋などの首や肩周辺の筋肉が硬化しており、その硬化がとれると耳鳴りに改善がみられることが多くあります。

施術は耳鳴りの変化がわかるように静かな空間の中で行い、耳鳴りの変化が起こるポイントがあれば、そこを重点的にほぐしていきます。

耳鳴りは「耳鼻科医泣かせ」とも言われるようですので、他の治療法も選択肢として加えたほうが良いと思います。

木村均整院(東京都) / 木村 宏 先生
先生の行なっている施療法:均整術、操体法、オステオパシー
 耳鳴りは、当院では「腎」の衰えと捉えています。また、耳鳴りで来院される方は冬の寒い季節に多いです。

 東洋医学の五行の法則では、耳は「腎」が相当します。従って「腎」の経絡を整えることと肩や首の筋肉を弛め、脇下から肘にかけてのツボを使います。

 施術後、身体が温まり、氣血、リンパ、等の流れが良くなり、改善されることが多いです。


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