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2007年4月
 一般的には同一姿勢の取り過ぎや姿勢の悪さが上げられますが…
『 肩こり 』 をこう考える

心理療法

番町教育科学研究所カトレヤアカデミー / 村田 千里 先生
一概に『肩凝り』と言ってもその発生の原因はマチマチです。内臓の病気からのもの、筋への過重、骨格のひずみ・ねじれによるもの、便秘や下痢から心理要因によるものなど、原因は各種多様ですが、その見分け方としての一つは肩こりが慢性か急性かです。
 日常生活の中で、とりわけ判断出来るのは急性の場合の起因・原因は、自分なりに見つけることが可能であることです。そこで、今回の回答では、おおむね「慢性的肩こり」について要約して説明することにしましょう。
 普通私たちは、日常生活の中でダラダラ無気力にしていたり、意気消沈していたりしていると、首や肩がこります。これは、人の体は各種のホルモンが分泌して、日常生活の中での環境に順応しているのですが、これは神経や筋肉を「それなりに」刺激させているという意味です。ですから、このホルモンの分泌がアンバランスだったり、多すぎたりすれば「神経は変調し」刺激され、筋は収縮固着状態となり、結果首が重くなったり「肩がこる」状態になります。第一の現象として、なんとなく不自然な感覚が発生しそのまま放置すれば第二の現象の「こり」「疲労感」が生まれます。
 人間は元来動物ですから「運動」を停止した場合、当然血液などの流れも停滞し、体内掃除や栄養が迅速に活動しなくなり、生活の中から発生する「体内老廃物」も残存します。これが神経を刺激させ、筋は固着収縮し、「痛み」として現れます。その一部が肩こりなのです。
 また「ねこぜ」でも当然ねじれ・ひずみ現象が発生します。肩関節が前傾し、血液の流れが悪くなり、そこに乳酸という老廃物が沈殿し神経を刺激します。刺激されますと筋は収縮緊張・固着し、痛みとして意識されます。痛みは不快、つまりマイナスですから、その人の感情はマイナスが支配することが多くなります。肩こりはこうして頭痛・めまいを招き、私たちの思考や行動にブレーキをかけていきます。
 肩というものは、腰よりも人間にとって「要・かなめ」で敏感に反応する部分です。こうした物理的な原因での肩こり以外にも『心理的緊張・不安』などでも肩の筋は、すぐに収縮固着します。これは人間が外界に対して弱い存在としての動物であったため、危険を回避する目的のDNAによる反応です。現在の私たちの脳には、こうした反応が組み込まれているため、多く緊張・不安にある人は、それだけでも肩こりになってしまいます。また、眠る体位によっても肩こりは急性として現われます。多くの方が横向きに就寝しますが、この場合、首が前に出過ぎるためネジレ現象となります。つまり後頭部の僧帽筋が緊張したままの経過によるものです。
 また、始めに挙げましたが肩こりというものは内臓疾患の表示である場合があり、疾病から由来した刺激が筋を固着させますから、当然内臓を治療しないと肩こりは取れません。熱がある、強いだるさ、咳、胸や腹痛、めまいなどを伴った肩こりは、専門医の精密検査を受けるなどの対処をしてください。肩こりは疾病発見の効果もありますので肩こりを軽視しない医師を探してください。


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