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野中 先生はトリノオリンピックでオリンピック協会公認ドクターとして
米国より参加されていますが、オリンピックに同行するようなカイロプラクターの方々
というのは どのような意識レベル で治療を行っているのでしょうか?
榊原 まず、アスリートの求めてくる治療レベルというのは一般の人と大きく異なります。
彼らは故障する前以上のパフォーマンスを求めてきます。
プラス、 その場で というのがつきます。
要求レベルが凄く高いんです。
ですから、当然それに応えられるレベルの技術を有することが条件ですし
治療に対する(治すという)意識レベルも非常に高いものがありました。
野中 なるほど、ただ、怪我といっても色々だと思いますので
すぐには治らないものもあったと思いますが、どの位の割合で要求に応えられていたのでしょうか?
榊原 そうですね〜。急性期の症状は炎症があったりしますので難しいのですが
慢性的な故障箇所の改善という意味であれば
その場で、「10あった痛みが0」というレベル で応えていました。
それは今日本で行っている施術でも一緒です。
初診で10人中6人が痛みなし、3、4人が2〜3割残る程度
1人が5割残る程度、位のパフォーマンスは提供しています。
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野中 私の知っている限りではそのようなパフォーマンスで結果を出せる施術者
というのは全体数からすると結構少ないようなのですが
結果が出せる施術者と出せない施術者の違い はどこにあると思われますか?
榊原 そうですね〜・・・ん〜・・・ ・・
やはり、メンタルな部分になってきますね。
野中 メンタルな面?・・・と、言いますと???
榊原 個人的には今の日本の学校で教えられているような手順と技術だけでも
同じようなパフォーマンスで結果は十分出せると思います。
ですから、他に違いがあるとすれば・・・ 「愛」 ですね。
治したいという想い!
「愛」 だと思いますね。
野中 ん〜〜〜。
「愛」ですかぁ。(感動)
榊原 私はアメリカから帰ってきて、日本人が非常に乾いていると感じました。
初めは勘違いかと思ったのですが、色々な方にお話を聞いてもやはり
同じ事を言いますので、たぶんそうなのでしょう。
私の受け持つクラスでも 挨拶一つ出来ない子 が入ってくることもありますからね。
そういう場合は「出て行け!」と言ってしまいますが(笑)。
少なくとも私がアメリカに行く前の日本はもう少し良かったと思います。
野中 それはつまり、 心の豊か さが 結果が出せる、出せない に非常に関わってくるということですね。
先生がおっしゃると非常に説得力があります。
技術より、まず心 ですね。
榊原 そうですね。まずは人間性 だと思います。
精神が高まってくると今まで凄いと思わなかった人の凄さが分かるようになってくる事があります。
常にそういうところを目指していかないと、駄目だと私は思いますね。
野中 ん〜、まだまだお伺いしたいことは沢山あるのですが、時間が過ぎてしまいましたので
本当に残念ですが、今日はこれで終わらせて頂きたい思います。
ありがとうございました。
榊原 いえいえ、こちらこそ ありがとうございました。

今回は名古屋駅前にある、先生が講師を勤めておられるカイロプラクティックの学校内で取材させていただきました。授業の合間の時間を割いて頂いたのでお疲れだったと思いますが非常に熱心に話して下さったのが印象的でした。
実は、取材前に療法.netのスタッフであるF氏の情報によりD.Cの先生というのはVIP扱いに慣れているから、変な質問をして怒らせないように!と釘を刺されていたので、どんな怖い先生が出てくるのか・・・とドキドキしていたのですが、どこにも偉ぶる素振りがなく、逆にこんなに真剣にこの業界のことまで考えていらっしゃるのか!と、その熱い想いに感銘を受けてしまいました。
先生の座右の姪は「捨て身」だそうです。捨て身といっても「命を捨てる覚悟で」と言うことではなく、学歴や肩書きなど、人生を歩んでいく上でついてくる付属品を捨てると言うことだそうです。
『私はいつも「DCという称号に捉われたらお終い」と思っています。常にカイロプラクターとして、患者さんを改善させることが出来るのか?生徒の方々にありがたいと思っていただける情報提供が出来るのか?が私にとっての実力なんです。何を持っているかでなく、何が出来るかの方が遥かに大切です。』とおっしゃられていました。
現在、民間療法の世界でも、「資格を取るための勉強」が多く見受けられます。しかし、資格では人は癒せませんし、改善もさせられません。今回、改めて、資格の先にある世界を観ることの重要性を教えていただきました。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。今後の取材の参考と榊原先生へのお便りに使わせて頂きますので、ご意見、ご感想を是非お聞かせ下さい。
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