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管 手技の型だけでしたら3ヶ月もあれば出来ると思います。
でも、それで臨床で使えるかは別です。
臨床は臨床、型は型。
そこをしっかり分かっていないといけません。
野 中 確かにそうですね。
学校で勉強したからすぐに結果が出せるかというとそれは別だと思います。
結果を出せるようになるまでには 相応の努力や研究 が必要なのですね。
管 そうです。
頭で覚えただけでは駄目です。
臨床の時間以外に練習の時間を設けて、
身体に覚えさせなければ、本当には出来ません。
それには時間がかかります。
でも結局、それが一番早いのです。
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野 中 今の日本の風潮として 「誰でも、すぐに、簡単に」 が合言葉のようになっているようなところがあります。
技術を自分のものにする為にはこのようなお手軽さに答えはないのですね。
ところで、先生は気功もされていますが、気功について少し教えていただけますか?
管 12歳の頃から少林寺拳法をやっていて、初めは硬気功をやりました。
それで18歳くらいまでしっかり身体をつくってから静養気功をやりました。
硬気功は陽、静養気功は陰です。
今の日本の気功を見ていると多くは 陰の気功 だけをやっています。
でも、それは間違いです。
一番大切なのは血の巡り、陰の気功だけでは血の巡りを良くするのは難しいです。
私は毎日、まず陽の訓練をして、陰の訓練をします。
野 中 東洋思想では陰と陽で太極(一つ)となるといいますが、やはり偏った方法では良くないのですね。
管 そうです。それと、気功も手技と同じですが、よく練習することです。
自分の気(身体)がしっかりしていないのに、気功治療がしっかり出来るはずがありません。
気功もやはり 毎日の鍛錬 が必要です。
野 中 まさに 「継続は力なり」 ですね。
まだまだお聞きしたいことは沢山あるのですが、時間がきてしまいました。
大変貴重なお話をして下さいまして、ありがとうございます。
私個人としても大変勉強になりました。
本日は本当にお忙しい中、お時間をつくっていただき、ありがとうございました。
管 こちらこそ楽しかったです。 ありがとうございました。

横浜中華街の路地に中華料理で有名な周富徳氏のお店があり、ちょうどその向かいにある建物の2階部分が先生の施療院。初めて会う中国人の先生ということで、上手く取材が出来るかどうか一抹の不安を抱えながら尋ねました。
「どうも、管です。」という第一声で登場した先生は、控えめながら自信に満ちたお顔をしており、立ち振る舞いに無駄がなく、一見しただけで、只者ではない雰囲気をお持ちでした。
取材中も物静かで温かな口調とは反対に、施術者としての姿勢に対する厳しさや難しい臨床を成し遂げてきた気概にあふれ、非常に熱心にお話をして下さいました。
取材後、ひざに水が溜まった患者さんの初診に立ち合わせていただき、施術の様子を体験させて下さったり、その施術中に実技指導まで行って頂きました。 実はこの患者さん、痛みで寝るのもままならなかったそうですが、僅か15分足らずで普通に歩けるようになり、ひざの腫れも見てわかる程に引いて回復していました。
論より証拠とはまさにこの事で、大変貴重な経験をさせて頂きました。
また、取材に行った私に丁寧な実技指導までして下さったことからも、教育者として「何とか技術を後進に」という熱い思いを肌身で感じ、国境を越えた素晴らしい施術者の心に触れさせていただきました。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。今後の取材の参考と管先生へのお便りに使わせて頂きますので、ご意見、ご感想を是非お聞かせ下さい。
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