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野中 先生は「気で訊く」という技法をもちいられていますが、これはどういったものなのでしょうか?お話できる範囲で結構ですので、お聞かせいただけますか?
小池 そうですね、一般的には気功療法に限らずですが、施術者が操作をするイメージが強いのではないでしょうか。ただ、実際には患者様の身体自体が治りたがっていますので、それに任せておくのが一番なんです。例えば、ある箇所の流れが悪いなど、私は見れば大体分かりますが、その箇所を改善させる事が果たしてその患者さんの身体にとって本当に嬉しい事なのかどうかは分からないんです。
野中 なるほど、例えば肩が痛い方がいたとして、その原因が腰にあるとすると肩をいくら施術しても根本的な改善は望めませんよね。
小池 そうです。ですから施術者側のイメージが患者様の欲求と合致するとは限らないんです。肩が痛いといってもその原因が呼吸の浅さにある場合もありますし、それ以前に全体の血流の悪さに起因する場合もあります。そういった場合に、肩が痛いからといって肩に気を送っていても改善するのは難しいのです。
野中 そこで何が根本的な原因となっているのかを知るのに「気で訊く」という技法をもちいられている訳ですね。
小池 はい。

野中 では、もう少し具体的に「気で訊く」とは何をする事なのかをお伺いできますか?
小池 私の場合、気の流れの良し悪しが筋肉の力の入り具合に影響を与えるのを利用します。気の巡りの良い時の方が力が入りやすく、悪い時は力が抜けてしまうんです。例えば、先ほどの肩こりの例で言えば、患者側に何故肩こりが起こっているのかを知るための質問をいくつかします。
野中 「パソコンのやり過ぎですか?・・・」とかですか?
小池 はい、あくまでも「例え」ですけどね。それから患者側の骨格筋の抵抗感をテストします。この骨格筋というのは例えば腕でも脚でも構いませんが、患者側には一切の力を抜いておいてもらいます。つまり、こちら側はダランとした腕を押す。患者側はただ腕を押されるがままにしておくということです。そして、質問の答え(YES/NO)によって押した感触が変わるので、何が肩こりにさせているのかが分かるという訳です。
野中 つまり、パソコンのやり過ぎだった場合の抵抗感と違う理由だった場合の抵抗感が異なるという事ですか。
小池 はい。YESだった場合とNOだった場合の変化の仕方には一定の法則がありますので、すぐに分かります。
野中 今お話を伺っていて、Oリングテストの事を思い浮かべたのですが、これとはまた違うのですか?
小池 同じ種類には入りますが、Oリングテストの場合、受けて側の主観が結果に反映しやすい点で信憑性に乏しいところがあります。力を入れようと思えば入れられるし、抜こうと思えば抜けてしまうという事です。しかし、私の行う方法では患者様の潜在意識に問いかけるので、本当の答えを貰う事が出来ます。
野中 なるほど、その結果を受けて、気功の施療を行うわけですね。
小池 その施療内容ですが、それも全て患者様の身体に決めてもらいます。詳細は省きますが、身体状況の把握から、施術終了までの全ての流れを患者様の身体に決めてもらうのです。これによって不必要な事を行わずに済みますので、非常に効率よく改善していきます。
野中 確かに、色々といじくり回した結果、余計悪くしてしまったという事はよく耳にします。それを克服されているとは素晴らしい事です。 |
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