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野中 最後にこれから育ってくる若い施術者に一言アドバイスがあればお聞かせ下さい。
村田 心ってものを鍛えないともったいないという事だよね。だからやはり、恐れずに色々な経験をして欲しいですね。人を助けるというこの仕事は常に人を助けられる自分でいなくてはいけないんです。その為にも、とにかく色々な事に触れて、自分を高める努力を怠らないで欲しいとお願いしたいですね。
野中 先ほどおっしゃっていた「経験に勝るものは無い」ということですね。
村田 そうですね。知識や技術を得るのも当然大切なんだけれども、それも偏ったものではなくて、幅広く色々なことを知って初めて良いも悪いも分かるんだよね。だからとにかく「やってみる」ことですよ。そこから得たものは自分の貴重な財産となって必ず助けてくれますから。
野中 「百聞は一見にしかず」と言いますが、先生のご経験からもやはり考えるより動く事が大切なのですね。
村田 よくうちに来る患者さんに「心って何かって」話をするんだけれども、コップに入っている水と同じだよって言うんですよ。じゃ〜ってこぼせば収拾つかないけれども、器があれば収まっていられるんだよね。それでその器の大きさによって入る水の量も違うし、器が違えば見える形も違ってくる。人生何をしていいか分からないっていう人がいるけれども、人生というものはこの器を大きく、強く、美しい形に作って行く作業なんだって言うんです。なんでも経験を積めば上手に出来るようになるでしょう。だから自分という器を上手に作って行く為に、とにかく色々な経験を積む事が大切なんです。その為には動く事をしないとね。
野中 そうですね。今日は先生の人間としての温かさに大変多くのことを学ばせて頂きました。ありがとうございました。
村田 今後も野中さんのご活躍に期待してますよ。今日はどうもありがとう。

取材当日、熱海の駅前で待ち合わせをさせて頂いたのですが先生はお会いするなり、バッと手差し出され、握手をしながら「はじめまして、村田です。」と挨拶をされました。とても力強く、優しさに溢れる手で、先生の人柄がよく滲み出ていたように思います。
先生はカウンセリングの他に振圧針療法や催眠療法なども併用されておりますが、その理由は『心身一体となって施療に望まないと改善は難しいから』だそうです。
最近ではスピリチュアルブームも手伝って心の大切さが方々で広がりを見せていますが、一番大切なのは心身のバランスなのではないでしょうか。先生が素晴しい成果をあげていらっしゃるのも、どちらに偏る事も無く、心身共に大切に施療されているからだと思います。
本文でも触れたように近年では「うつ」患者が急増し、癒し、改善などの分野は関係なく、民間療法者に求められるスキルとしてカウンセリングというのは非常に重要視されていますが、実際にうつを初め、PTSDなど様々な心的疾患を改善させたご経験を持っている先生がおっしゃるように、結局は施術する人間が愛情をどれだけ持っているかに尽きてしまうような気がします。
人を愛する事の大切さを改めて考えさせられた一日でした。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。今後の取材の参考と村田先生へのお便りに使わせて頂きますので、ご意見、ご感想を是非お聞かせ下さい。
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